アメリカの政策金利が上がると円安になる理由と注意点

アメリカの政策金利が上がると円安になる理由

「金利見直し」「利下げ」「利上げ」など金利に関する記事を経済紙やレポートで見かけますが、金利がFXに与える影響はどれくらいあるのでしょうか?

今回は金利が相場に与える影響について解説していきましょう。

まず、金利とはお金を貸し借りするときの利息に相当するものです。そのため、景気が悪いときには金利を下げてお金を借りやすくします。すると、住宅ローンなどの金利が下がることから、消費者は大きな買い物もしやすくなり、消費活動が活発となって景気が上向きになるわけです。

逆に景気が良いときは金利を上げてお金を借りにくくします。すると、消費活動にブレーキがかかりバブルを防止することができるというわけです。

ここまでは社会の授業で学んだ方も多いと思います。

現在の日本は「超低金利」と言われていますから単刀直入に言うと「景気が悪い」わけです。一方、アメリカでは2014年から「利上げするのでは?」との報道が度々伝わっていますので「景気が上向いている」と解釈することができます。

このとき、投資家はどのような事を考えるでしょう?

まずは、ドル買い(円安)の要素です。

一つ目は、「景気が上向いているアメリカが安心そうだからドルを買おう」との資産保全からドルを買うことが考えられます。

二つ目は、ドルを買いポジションで持った時のスワップ金利を狙った動きです。日本は低金利ですから日本円を売って外貨を買えばスワップ金利が入ります。ドルの金利が今より上がればスワップポイントはさらに上がりますので、この利益を狙ったドル買いが考えられます。

逆に、ドル売り要素を考え見ましょう。

一つ目は、景気減速の懸念です。過熱している消費活動にブレーキを掛ける役割がある利上げですが、タイミングを間違えると上向いた景気が失速する危険もあります。この危険性から株安・ドル売りに動くことが考えられます。

二つ目は、利上げ観測からドル買いが進んだことによる反動の確定売りです。「アメリカが利上げするのでは?」と伝わると市場では買いムードが広がります。当然、思惑からドル買いに振れるのですが、いざ、その時が近づくと思惑が結果に変わるため確定売りが殺到します。

このように単に利上げと言っても、観測された時の各国の経済情勢や投資家の思惑によって大きく変動します。

一般論としては利上げ観測は円安(ドル買い)ですが、実際に利上げが実施されると円高(ドル売り)に傾斜することが十分考えられますので、一方的なトレンド形成にはならないということは押さえておいたほうが良いですね。

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