FX業者と連携するカバー先と取引の仕組みとは?

カバー取引のイメージ画像

みなさんはパソコンやスマホで出した注文をFX業者がどのように処理するか考えたことがありますか?

恐らく、多くの方はご存知ないと思いますが、実は投資家の注文をそのまま銀行や証券会社に流しているのです。これを「カバー取引」と言い、相手となる銀行や証券会社のことを「カバー先(別名、カウンターパーティー)」と呼びます。

カバー先カウンターパーティ

このような流れをはじめて知った方も多いと思いますが、なぜFX業者は注文をそのままカバー先に流すのでしょうか?

◆カバー先に注文を送ることによってリスクヘッジを行っている

リスクヘッジとはリスク分散の意味で、FX業者が損をしないためにカバー先に注文を送っているのです。

例えば、1ドル100円のときに投資家が買いポジションで1ドルの注文を出したとします。すると、投資家はFX業者に100円を払って1ドルを買います。同時に、FX業者はカバー先に100円を払って1ドルを買います。つまり、同じ注文をカバー先に出しているわけです。

FXにおけるカバー取引の説明2

仮に、レートが1ドル110円となった場合、FX業者は投資家に10円の利益を支払わなくてはなりません。これだとFX業者は損をしてしまうのですが、同時にカバー先からFX業者にも10円の利益が入るのでFX業者に損は生じません。

逆に、レートが1ドル90円となった場合、FX業者は10円の損失をカバー先に支払わなければいけませんが、同時に投資家からFX業者に損失分の10円が支払われますのでこちらも損はしません。

このようにしてFX業者はリスクヘッジを行い損をしないようにしているわけです。

◆カバー先によってレートが異なる?

FX業者が投資家に提示する為替レートはカバー先から提供されています。

カバー先からのレート提示例

上図例で説明しましょう。例えば、1ドルを買いポジションで注文したい場合、A銀行が100円、B銀行が99.50円、C銀行が99.80円を提示していたとします。この場合、FX業者は投資家に有利な99.50円を採用します。これによって投資家の満足度が上がり他社との差別化(投資家からの信頼を得る)を図ることが可能となります。

◆カバー先は多いほうがいい?

このようにカバー先が多ければFX業者は柔軟に対応することができるとともに、トラブルが生じたときでも他のカバー先で対応することができますからカバー先は多いほうが良いと言われています。

さらに、FX業者と言えども金融機関側の厳しい審査をクリアしないと提携することはできませんので、カバー先が多いということは「金融機関に認められるだけの企業力(経営・財務状態など)がある」と解釈することもできます。

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