「週末の値動き」特徴とそこから見える投資家心理

考える女性

今日は週末の動きについて解説していきます。

24時間トレードできるFXですが、土日は市場がお休みになりますのでFXの取引も金曜日で一旦終了します。つまり、金曜日夜にはじまるニューヨーク市場が週の最終取引となるわけです。

さて、週末や祝日前など市場が休みになる前の取引は比較的売りに傾斜しやすい側面があるといわれています。これは、現在持っているポジション(建玉)を決済して利益を確定させる投資家が多いためで、これらの行動を「ポジション調整」と呼びます。

では、なぜポジション調整に動くのか?

ドル円の取引をベースに考えてみます。

土日祝は取引が行われません。この間に大きなニュース(紛争・災害・要人発言など)があると週明けのレートは大きく変動します。この時、ドル円を115円の買いポジションで持っていて120円と円安に振れれば良いのですが、逆に110円と円高に振れれば損が膨らんでしまいます。

誰しも利益が出ているときはポジションを早く決済して現金化しようとする心理が働きますから、休場前(金曜日や祝日前)は利益を確定させ安心して休みを迎えたいわけですね。

そのため、金曜日に発表されるアメリカの経済指標が良い結果を示しても、売りの圧力に押されて上値が抑えられることが多々あります。逆に、経済指標が悪い結果となると確定売りと重なり大きく値が下がることがあるのが週末の特徴です。

しかし、この傾向はこれまでのセンチメント(投資家心理)が大きく影響します。例えば、2014年からアメリカ経済は景気回復が顕著に表れています。このことは経済指標やFOMC(連邦公開市場委員会)でも示されていますので買いムード一色となり120円まで円安が進みました。

このように全体のムードが買いで支配されているときは、週末と言えども大きく買いの動きが表れますので、週末の動きを見ることによって市場全体のセンチメントを知ることができ、戦略を練る材料となるわけです。

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